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高校1年生 東京研修〈2日目〉─学びを実感し、世界を広げる一日─

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東京研修2日目は、国会議事堂の見学からスタートしました。

公共の授業で主権者教育を受けてきた生徒たちは、実際の議場を目にし、これまでの学びを自らの体験として深めていました。

中央広間には、議会政治の礎を築いた板垣退助・大隈重信・伊藤博文の銅像が立っています。

そして、4つ目の台座にはあえて銅像が置かれていません。

これは「政治に完成はない」という“未完の象徴”といわれています。

歴史の重みを感じながら、政治や憲法の意義を改めて考える機会となりました。

 

午後からは、都内での班別自主研修。

行き先や昼食・夕食の計画もすべて班ごとに話し合い、自分たちで決定します。

お台場や新大久保、「推し」のキャラクターショップを訪れた班や、東京限定のお土産を手に入れた班など、思い思いの時間を過ごしました。

夕方、たくさんの紙袋を抱えて笑顔でホテルへ戻ってくる姿からは、充実した一日だったことが伝わってきました。

 

夜には、統計的因果推論がご専門の、早稲田大学データ科学センターの堀井俊佑先生による教育講演会が行われました。

「データからの意思決定」をテーマに、政策・マーケティング・スポーツ分析から、動画サイトのサムネイル選びやお菓子作りにまで及ぶ身近な事例が紹介され、生徒たちは興味津々。

さらに、1881年に大隈重信がすでに“政策決定におけるデータ分析の重要性”に言及していたというエピソードには、生徒も教員も驚かされました。

最新のデータサイエンスや生成AIとの関わりについて、豊富な資料と分かりやすい解説を通して学ぶことで、学術的なテーマにも自然と引き込まれていく生徒たちの姿が印象的でした。

 

早稲田大学のアカデミズムに触れ、知的刺激に満ちた夜となり、2日目も穏やかに幕を閉じま……せんでした!

このあと待っていたのはホームルーム委員によるサプライズ企画!

音楽に合わせてクラスの写真や動画を上映し、担任の先生方に関するクイズ(意外と難問!)も。

会場は笑いと拍手に包まれ、大盛り上がりのひとときとなりました。

 

知の刺激と仲間との絆、どちらもたっぷり味わった一日。

笑顔と余韻に包まれながら、きっと楽しい夢を見たことでしょう。