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高校2年生が裁判傍聴に行ってきました

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夏休み直前、高校2年生を対象としたワセクエが実施されました。今回のテーマは、福岡地方裁判所での刑事裁判の傍聴。昨年度に引き続き、今年も実施された取り組みです。

この活動は、社会科の学習および進路探究の一環として位置づけられており、特に法学系の進路を志す生徒にとって、実際の裁判に立ち会うことのできる貴重な機会となりました。

 

今回の傍聴では、窃盗や道路交通法違反などの裁判が行われており、生徒たちは真剣な表情で法廷内の一挙手一投足に注目していました。以下は、参加生徒の感想の一部を紹介します。

 

─裁判官が被告人に『二度と繰り返さないように』と語りかける場面が印象に残りました。裁判は形式的なものではなく、人の未来に本気で向き合う場なのだと実感しました。

─検察官と弁護人が交互に質問を重ね、被告人や情状証人の“本音”に迫っていく様子に緊張感がありました。被告人の母親が涙ながらに話す場面では、法廷が人間ドラマの場であることを痛感しました。

─飲酒や無免許運転がどれほど多くの人に影響を与えるのか、被告人の行動がもたらす重みを目の当たりにし、自分自身も決して同じ過ちを犯してはならないと強く思いました。

 

生徒たちは、この傍聴体験を通して、裁判の仕組みや法の重要性を学ぶと同時に、社会の一員としての責任や倫理観についても深く考えることができたようです。早稲田佐賀では、こうした“本物”に触れる学びを今後も大切にしていきます。