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本校生徒が「第20回科学地理オリンピック日本選手権」で銅メダルを受賞しました

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このたび、本校高校2年生の川端 翔太君が、国際地理オリンピック日本委員会が主催する「第20回科学地理オリンピック日本選手権」において、銅メダルを受賞しました。

 

地理オリンピックは、自然地理・人文地理に関する総合的な力を競う全国規模の大会で、優秀者は国際大会の代表選考へと進みます。本生徒は厳しい選抜を勝ち抜き、二次試験まで進出した結果、全国上位に入り、銅メダルを獲得しました。

本大会には1,573名が出場し、そのうち146名が二次試験へ進出しました。多数の参加者の中で上位に入っての受賞は、大変価値の高い成果です。

 

今回、受賞生徒にインタビューを行いました。

 

地理との出会いは、幼稚園時代に買ってもらった地球儀だったそうです。遊びながら世界に触れ、小学校中学年で地図帳を手にしてからは、国名や地名を覚えること自体が楽しみになっていきました。

さらに、歴史シミュレーションゲームを通して、国家の発展と地形・立地との関係に興味を抱くようになり、世界史、とりわけ中世ヨーロッパ史への関心も深めていきました。

 

「たまたま好きだったことが、後から振り返ると全部地理につながっていました」と振り返ります。

 

国際情勢を扱う新聞記事、地政学的視点、歴史、人口移動、産業分布。

点在しているように見える情報が、地理という枠組みの中で結びついていく。

その感覚が、彼の学びの原動力になっています。

 

実は、1年生のときにも挑戦しましたが、その際は一次試験を突破できませんでした。

今回の結果については、「試験中、ある程度は書けたという実感がありました。不十分な部分もありましたが、もしかしたらメダルをいただけるかもしれないと思いました」と語ります。

結果を知ったときは「取れてよかったです」と率直な喜びを話してくれました。

メダルは3月下旬に届く予定です。

 

勉強法について尋ねると、「特別に詰め込んだわけではありません」とのこと。

日頃の授業に加え、ニュースや動画など、日常の中で触れる情報を大切にしてきました。過去問題にも目を通し、出題傾向を確認した程度だといいます。

 

後輩へのメッセージとしては、次のように話してくれました。

 

「まずは世界に興味を持ってほしいです。日本の中だけでは完結しない出来事がたくさんあります。輸入や国際情勢など、私たちの生活は世界と強くつながっています。ニュースだけでなく、日々流れている世界の情報にも目を向けてみてほしいと思います。」

 

さらに、印象的だったのは、彼が考える“地理の本質”についての言葉です。

 

「地理は『地』の『理(ことわり)』だと思っています。なぜそこにあるのか、なぜそうなるのかという理屈を考える学問だと思います。」

 

人口動態や産業分布の背景には、自然条件や経済合理性といった理屈があります。

たとえば、四大文明が乾燥地帯に多く分布しているのは、日照時間が長く、灌漑を行うことで効率的な農業が可能だったからです。

一見ばらばらに見える事実も、その背景にある条件や仕組みを考えることで理解が深まります。自然地理と人文地理の双方から理由を探っていくところに、地理の面白さがあると話してくれました。

 

最後に、「まずは一度挑戦してみてほしいです。受けてみることで、自分の見えていなかった世界が広がると思います」と、穏やかに締めくくってくれました。

 

今回の受賞は、本人の努力の成果であると同時に、本校での学びの積み重ねの一つの到達点でもあります。

地理に限らず、自らの「好き」を深め、その背景にある理屈を考え続ける姿勢は、これからの時代を生きるうえで大きな力になります。

本校は今後も、生徒一人ひとりの探究心を大切にし、その挑戦を支えてまいります。