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授業に潜入!早稲田佐賀の先生たち─第5弾

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授業に潜入!早稲田佐賀の先生たち─1学期最後となる第5弾は、国語科の渡辺先生です。早稲田佐賀の授業って実際どんな感じ?どんな先生がいるの?実際に授業に潜入して、調査してみました!

 

1学期終盤のこの日に潜入したのは、中学3年生の国語の授業。

小説家・菊池寛と落語家・春風亭小朝による2つの「入れ札」を読み比べました。

生徒たちは、それぞれの登場人物の描かれ方について感じたことや考えたことをワークシートに書き、その内容をグループで共有。

その後、2つの文章を比べた感想や、授業全体を通しての学びを振り返りました。

 

授業後、渡辺先生にお話をうかがいました。

─今回の授業では、近代小説の奥深さを味わいながら、登場人物の心の動きにも目を向けてほしいと考えていました。読み比べは今回が初めての試みで、少し難しく感じたかもしれませんが、グループでのやりとりを通して、それぞれに新たな気づきを得てくれたのではないかと思います。

 

落語と小説というジャンルの違いから、人物の描かれ方にも違いがあることに気づいた生徒もいたようで、先生もその反応に手ごたえを感じていらっしゃいました。

授業以外では、落語鑑賞に読書、猫のお世話、そして柚子胡椒作りが趣味だという渡辺先生。

国語という科目を通して、「文章を書ける、人と話せるようになる──それだけでなく、人間性を育み、一度しかない人生を思いきり楽しめるようになってほしい」と語ってくださいました。

国語の授業は、多様な考え方や生き方を学ぶことのできる格好の場。

小説や評論、古典を通じて、多様な視点を身につけてほしいというメッセージが伝わってきました。

毎年作っていらっしゃるという柚子胡椒のように、時にはピリッとした厳しさもありますが、何よりも生徒の成長を願うあたたかさに満ちた授業でした。