唐津の自然・食・文化を体感! 中学1年生「唐津体験プログラム」
10月16日(金)、中学1年生が「唐津体験プログラム」に参加しました。
「唐津体験プログラム」は、唐津の豊かな自然や食、伝統工芸に触れ、郷土への愛着を育むとともに、漁業や食を通して生産と消費のつながりについて理解を深めることを目的とした取り組みです。
午前中は、魚さばき体験、海の生物鑑賞、波止場釣り体験、バター作り体験、唐津焼手びねり体験、渓流釣り体験の6コースに分かれて活動しました。
呼子公民館の調理室では、民宿の方にご指導いただき、鯵の三枚おろしに挑戦しました。
まずは鮮やかな包丁さばきのお手本に、生徒たちから感嘆の声が上がります。
しかし、いざ自分たちで挑戦すると、魚の頭を落とすにも一苦労。
骨に沿って包丁を入れる難しさを実感しながら、一生懸命に取り組みました。
完成した刺身は、九州ならではの甘い醤油でおいしくいただきました。
魚をさばく難しさを知り、食材の向こう側にある命を実感したことは、日々の「いただきます」の意味を改めて考える機会となりました。
唐津焼の手びねり体験では、土に触れながら、お椀や湯呑み、箸置き、花瓶など、思い思いの作品づくりに挑戦しました。
最初は「難しそう…」と戸惑っていた生徒たちも、先生方の丁寧なアドバイスを受けるうちに、次第に手が動くように。
早稲田の「W」マークを描くなど、個性豊かな作品も生まれました。
焼き上がりが今から楽しみです。
そのほかのコースでも、海や川の自然に親しみ、食やものづくりへの理解を深めるなど、それぞれの体験を通して唐津の魅力に触れることができました。
午前中の活動を終えた生徒たちは、お魚処「玄海」で昼食をいただきました。
呼子名物のイカの活き造り定食が運ばれてくると、目の前の透き通ったイカに驚きの声が上がりました。
新鮮な海の幸を味わい、唐津の食の豊かさを満喫。
午前中の体験ともつながり、食材が食卓に届くまでの営みについて考えるひとときとなりました。
午後は湊へ移動し、全員で地引網体験に挑戦しました。
目の前に広がる美しい海に感動しながら、仲間と声を掛け合い、力を合わせて網を引きます。
自分たちの手で魚を獲る体験を通して、自然の恵みを実感するとともに、協力することの大切さも学びました。
魚が食卓に届くまでには、自然の恵みだけでなく、それを支える人々の仕事があります。
午前中の体験とも結びつき、漁業や食について考えを深める貴重な機会となりました。
今回のプログラムに参加した、東京都出身の生徒の感想を紹介します。
魚さばき体験では、初めは不安もありましたが、地域の方が「一回目やけん大丈夫」と優しく教えてくださったおかげで、最後までさばくことができました。
自分でさばいた魚は、人生で一番おいしかったです。
昼食のイカの活き造りは、コリコリとした歯応えと透明感が印象的でした。
シュウマイや天ぷらも、ポン酢や天つゆとよく合ってとてもおいしく、まさに「胃の限界」まで食べて大満足でした!
午後の地引網では、想像以上に力が必要で、漁業の大変さを実感しました。
さまざまな魚に触れ、昼食でいただいたイカにも触れることができ、「これをさっき食べたのだな」と、食べることと命のつながりを肌で感じました。
東京ではなかなかできない、自然と触れ合う体験をたくさんすることができ、私「都民」はとても楽しかったです!
今回の唐津体験プログラムでは、豊かな自然、地域に根差した食文化、伝統工芸、そして地元の方々との交流を通して、さまざまな角度から唐津の魅力に触れることができました。
体験して初めて分かる難しさや楽しさ。自分の手で何かを生み出す喜び。
そして、地域の方々との交流から感じる人の温かさ。
生徒たちにとって、教室での学びを実体験と結びつける一日になったことと思います。
ご協力いただいた地域の皆様、丁寧にご指導くださった皆様に、心より御礼申し上げます。
今回の学びをこれからの学校生活や探究活動につなげながら、生徒たちが唐津への理解と愛着をさらに深めていくことを期待しています。