2025.05.19
合唱コンクール~伴奏者編~
鍵盤の上を舞うその指先は、まるで風にそよぐ絹のよう。 奏でる音のひとつひとつに心を込め、 曲に命を宿らせてくれました。 旋律にクラス全体の歌声が重なり合って、 一枚の織物のような美しいハーモニーが紡がれていきました。
他方、伴奏をあえて使わず、 歌声だけで挑んだクラスもありました。 その勇気と表現力には胸を打たれました。音の支えがない分、 純粋な声の響きが一層際立ち、 会場の空気が静かに震えるような感動を生み出してくれました。 そのクラスは見事、指揮者賞を受賞しました( 前回の記事でインタビューを掲載しています)。