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中学3年生が「早大先取実験」に取り組みました!

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本校中学3年生を対象に、早稲田大学との連携プログラム「早大先取実験」が行われました。

 

今回は「エアーホッケーの物理」をテーマに、早稲田大学理工学術院の技術スタッフの方々を先生として迎え、大学1年生が学ぶ実験の一端を体験しました。

 

授業の冒頭では、「自然界の奥深くに隠された共通の“法則”を探すことが物理学の目的である」という話からスタート。

生徒たちはエアーホッケーの模型を用いて、円盤の衝突前後の速度を測定したり、iPadで撮影した映像を解析したりしながら、運動量保存則を実際に確かめました。

最初は、「計算機で √ の計算ってどうするの?」「難しそうかも…」と戸惑う場面もありましたが、仲間同士で協力したりスタッフの方々に質問したりしながら、物理学の世界へ一歩ずつ踏み込んでいきました。

 

実験の最後には、「なぜ?」と問いを持つ習慣の大切さや、本を読むことの重要性についてメッセージをいただきました。

また、「どんなことでもいいから世界一を目指してみよう」という言葉は、技術の第一線で活躍する方からのものだからこそ、生徒たちの心に強く響いたようです。

 

実施してくださった技術スタッフの方からは、
「最初は不安げな生徒もいましたが、最後には達成感のある表情が見られました。普段とは違う形での授業は、大学側にとっても刺激になりますし、モチベーションにもつながります。公式を学ぶだけでなく、楽しみながら物理に触れるきっかけになれば嬉しいです」
との感想をいただきました。

 

この「先取実験教室」は2019年に始まり、コロナ禍を経て2022年から再開。昨年までは「光と波動」に関する内容でしたが、今年は中学生がつまずきやすいとされる「力学」をテーマに選びました。

身近なエアーホッケーを題材としたことで、ゲーム感覚で取り組みながらも、大学レベルの学びに触れる貴重な機会となりました。

 

本校では、今後も早稲田大学との連携を通して、生徒たちが学問の楽しさや奥深さに出会える機会を大切にしてまいります。