「やさしい日本語」で異文化交流に挑戦!(サスティナ部)
6月28日(土)、長崎大学経済学部の学生さん、唐津在住の外国人の方々をお迎えし、本校サスティナ部の生徒たちと共にビーチコーミング活動と異文化交流会を実施しました。九州大学「海つなぎ」でお世話になった清野先生からご紹介いただき、JICA九州の堀様、長崎大学丸山先生、日本語教室の方ともご縁がつながりました。
アントレプレナーシップ教育に力を入れている長崎大学から経済学部の学生さんたち(留学生含む)と唐津市在住の外国人の方、日本語ボランティアの方、通訳の方など、たくさんの方に来校いただき、総勢85名ほどが西の浜に集結しました。一見ゴミがなさそうな西の浜ですが、砂地に生えたハーブの下にはたくさんのプラスチックゴミが潜んでいました。「はまごう」と呼ばれるこのハーブは砂地とプラスチックゴミの集まる場所に生息するものだそうで、昔から魚の煮込み料理の臭み消しに使われていたそうです。そんな豆知識も教えていただきながら、短時間でしたがみんなでゴミを回収しました。発砲スチロールは一つ一つの粒にまで分解し、マイクロプラスチックとなって漂うことを身をもって体感し、日本人の潔癖さとプラスチックカトラリーの関係性についても深く考えさせられる時間でした。
その後は、保利記念館でイスラムの「ハラール料理」をいただきながら交流を深めました。
唐津市在住の外国人は現在1200人ほどおられ、そのうち1000人近くは日本の産業を支える仕事に従事されているとのこと。限られたコミュニティではなかなか日本人と関わる機会もなく、今回の高校生との交流をとても楽しみにしていただいていたそうです。異文化交流にあたり、「やさしい日本語」の大切さを教えていただきました。ゆっくり、はっきり、短い文章でしゃべること。難しい言葉を使わず、子供でも分かる表現を使うこと。それがコミュニケーションを円滑に進めるコツだということ。
おいしい料理を前に、少しずつみんなの緊張もほぐれ、思い思いのスタイルで交流をすることができました。私たちの普段の生活や会話も、「やさしい日本語」を大切にしていきたいと感じた時間でした。
お土産には、サスティナ部定番となったペットボトルキャップアップサイクルキーホルダーを持って帰っていただきました!!